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Unknown-Ships-Group-Thargoids

Thargoid

Thargoidは何百万年も前から存在している知的で高度な昆虫型である。銀河の中で、人類以外に現存する唯一の未確認生物である。[1] Thargoidsは非常に縄張り意識が強く、あらゆる外交活動を容赦なく拒絶しているように見えるが、適応するのが非常に遅いことも知られている。

100~200万年前、Thargoid は Guardian と呼ばれる別の知的生命体と領土をめぐって戦争を起こした。[2] 最終的には Guardian が勝利したが、Thargoid が撤退を選択したのは、敵対する文明に対する長期的な軍事作戦に備えていなかったからである。

Thargoid と人類の間で2度の戦争があった。最初の攻撃は3125年から3151年の間に行われ、Intergalactic Naval Reserve Arm(INRA)Mycoid生物兵器の配備に成功したことで、人類の勝利に終わったと考えられている。現在進行中の第二次紛争は3303年に始まり、解決のめども立たずに急速に拡大しており、Pleiades星雲コアシステムの数十の星系に影響を及ぼしている。

歴史[]

起源[]

Thargoid は、謎に包まれた起源を持つ、古代の知的な昆虫種である。Guardian によって構築されたAncient Obeliskから得られたデータでは、Thargoid が数百万年前から存在し、おそらくGuardian 自身よりもはるかに古い種であることを示している。[2][3] Palin InstituteCora Shaw教授は、彼らは Guardians に遭遇するずっと前に存在した宇宙飛行種であると結論した。彼らはアンモニアベースの惑星を好んでいる。このことは過酷な低温環境で進化した可能性を示唆しており、過剰に発達した生存本能と攻撃的性質を説明しているかもしれない。Thargoidは生物工学に発達し、彼ら自身の生態を、自然の進化過程が意味をなさないほどに拡張したのかもしれない。[4] Thargoid の母星が存在するとして、その場所は依然不明である。Shaw教授は、それは既存の宙域の果て、または銀河の反対側にあるのではないかと推測している。あるいは、Thargoidは遊牧種となり、完全に宇宙空間で生息、または人工的な巣を使っているのかもしれない。彼らは何百万光年もAndromedaやその先から、新鮮な作物を求めて消費するイナゴの群れのように旅をしていた可能性がある。
Thargoid船はハイパースペース内でホバリングすることができる、このことは、彼らが超空間から出現することもあるし、実空間から完全に乖離した次元平面からのパイプとしてハイパースペースを利用している可能性もあることを示唆している。したがって、Thargoidは起源が銀河系外であるだけでなく、非常に自在的な存在である可能性がある。[4]

Guardian-Thargoid 紛争[]

Barnacle large cluster

Barnacles

Guardianが支配することになる宇宙、その星々に、Thargoidsは100〜200万年前に多数のbarnacle(フジツボ)を蒔いていた。[5][2]数千年後、Thargoidが戻り、種をまいた惑星がGuardianによって占められていることを知ると、彼らは問答無用でGuardianに攻撃を開始した。これは人類宇宙におけるThargoidの行動と一致する。[6]


Thargoidとの開戦後、Guardianは局地的後退を余儀なくされた。彼らはThargoidと争うことを嫌い、コミュニケーションをとろうとした。最終的にThargoid言語を十分に理解し、コミュニケーションをとることが出来た。

しかしThargoidは戦闘を継続しようとしていたため上手くいかなかった。[2] GuardianはThargoidの脅威に対処するために、より積極的な方法を使わざるを得なかった。[7] Guardiansは、Thargoidの技術を利用したもの全てを攻撃目標にする自律型戦闘機のドローンを使った。驚くべきことに、ThargoidのバイオメカニカルテクノロジーはGuardian関係の物を検知できるように設計されていた。[8]

Thargoidは長期にわたる軍事作戦の準備ができていないままGuardian宙域に入り、Guardianの戦闘機から容赦ない攻撃に直面し撤退を余儀なくされたようだ。[9]

人類との接触[]

First-Thargoid-Encounter-3125

3125年にThargoidとの初めての遭遇

公式には、人類とThargoidの最初の遭遇は3125年にアンモニアベースの惑星のあたりでとある。[10][11][12] しかし、類似の船が関与する未確認の事件は2810年には報告されていた。

2810年から2840年の間に、GalCopはその宙域とPleiades Nebulaの近くで大量の船の失踪を記録。当時の調査では不正行為の証拠は見つかっていないが、失踪やハイパードライブの不具合は相次いでおり、パイロットの間で不安が高まっていた。

2849年に、これら初期の「遭遇」のうちの1つに荒い映像が残されているのが見つかった。その中には不鮮明ながらエイリアン船が映っており、船体には「THARG」と読める文字列がプリントされていた。メディアはすぐに宇宙人に "Thargoid"とい名付ける。 しかし、Thargoidの存在の決定的な証拠は得られず、民間伝承として忘れられていった。[13][14][15]

第一次Thargoid戦争[]

ファーストコンタクトから一世紀のちの3120年代になると、八角形で未知の設計を持つ出自不明の船舶の出現やハイパードライブの故障が報告されるようになった。3123年、GaiCopは2隻の船舶の残骸を発見したが、これらは当時人類が保持したものより強力なレーザー兵器によって破壊されたものであった。3125年には複数の独立パイロットが八角形の船舶によって超空間から引きずり出され、さらに攻撃を受けたと主張した。この攻撃から生還したパイロット達は自分たちが宇宙人と遭遇したと確信し、2810年以降に発生した遭遇事件を彷彿とさせることからこれらを"Thargoid"と呼んだ。

この襲撃事件の噂は広がり、さらに漏洩された連邦の情報から人類の敵対的な態度がThargoidの攻撃を誘発した可能性が示唆された。Veliaze星系入植者がThargoidの使者を攻撃したというのだ。しかし数年後、Thargoidは忽然と姿を消した。[10][13]

Thargoidとのファーストコンタクトに関する出来事の多くは隠蔽され、忘れ去られており、3300年代にはThargoidは架空の存在であると考えられるようになっていた。現存している情報を閲覧できる数少ない人物である同盟の首相、Edmund Mahonは、Intergalactic Naval Reserve Arm(INRA)がThargoidと戦争状態に陥り、生物兵器を開発したことにより勝利を収めたと言う。生物兵器の使用によりThargoidは撤退し、最近の出現まで長年にわたって絶滅したかそもそも存在すらしなかったものと考えられていた。[16]

Megaship GCS Sarasvatiのログによると、第一次Thargoid戦争は3151年に終結したとされる。この戦争の経験を踏まえ、Galactic Cooperative(GalCop)はGCS Sarasvatiを含む複数の深宇宙観測ステーションを建設し、Thargoidの脅威への警戒に当たらせた。これはProject Equinox(イクォノークス計画)と呼ばれる。しかし、4年後の3155年の12月まで全くThargoidの活動が観測されなかったことから、参加者たちはこの計画の有効性について疑問を抱くようになった。その後、GalCopの弱体化により3172年8月16日、Project Equinoxは中止された。なお、この時点でCassandra Lockhart博士の研究によりThargoidが既に将来の帰還へ向けて「種」{訳者注:Barnacle(フジツボ)のことか}をばらまいていたことが判明していたが、彼女の警告は相手にされなかった。[17]

第一次Thargoid戦争の間、複数のThargoidの船舶がGalCopにより拿捕され、後のGalCop崩壊時に同盟の手に渡った。3270年代に同盟はこれらの船舶に使われていたThargoidの技術をリバースエンジニアリングし、今世紀最大の革新である新型ワープドライブ、Frame Shift Drive(FSD)を発明した。FSDは今まで数時間かかっていた超空間航行を数ミリ秒にまで短縮することに成功し、人類の探索範囲と版図の拡大のための門戸を開放した。

しかし「The Club」の策略により、連邦や帝国に対して優位を保とうとした同盟はこの技術を公開せず、Sirius Corporationに提供した。Sirius Corporationはこの技術を独占し、他の組織や人物が利益を得ないよう留意しながらさまざまな団体へと提供した。その後、The ClubはThargoidに関する情報を隠蔽した。大衆にThargoidの存在が知られていなかったのはこのためである。[16]

第二次Thargoid戦争[]

メイン記事: Second Thargoid War
Thargoid-Sensor-in-Space

An Unknown Artefact/Thargoid SensorはThargoidの再出現の前触れであった。

3301年が始まると、再びThargoidの痕跡が現れ始めた。"Unknown Artefacts(未知の人工物)"と呼ばれる物体が発見されたのである。これは起源不明の装置で、連邦の極秘輸送艦の貨物から発見された。この装置は3302年にアンモニア惑星の付近で発見された似通った特徴を持つUnknown Probe(未知の探査装置)とともにThargoidが未だ深宇宙に存在していることを示すものであったが、確実にThargoid起源であると確認されたのは最近のことである。

それ以前にはこれらの装置はThargoidではない全く未知の宇宙人のものであるという説や装置は実際には人類の技術試験のためのものであるという説を唱えるCMDRも存在した。Unknown ArtefactsとUnknown Probeはコミュニティに数ヶ月に渡る論争を発生させた。Unknown Probeと同じ3302年には、Pleiades Nebula(プレアデス星雲。Core Worldからおよそ400-500光年の距離に広がる)の付近にてBarnacle(フジツボ)と呼ばれる物体も発見されたが、Unknown Probe以上に有機的な外観は分析を妨げた。

Unknown-Ships-Group-Thargoids

ThargoidのCyclops Interceptor

3303年1月5日、Commander DP Sayreは未知の船舶との遭遇を報告した。これは後にThargoidの船舶の一種と確認され「Thargoid Interceptor(Thargoid戦闘艦)」として分類された。この未知の船舶は彼の船を超空間から引きずり出し、スキャンと思われる行動を取った後、特定不能な目的地に向かい超空間へと移動していった。超空間航行の妨害や目的地を特定できないような超空間突入は人類の技術を遥かに超えたものであった。この遭遇以前に発見されていたThargoid船は墜落した残骸のみである。

Thargoid Attack Aftermath

HIP 17044星系にて破壊された連邦の艦隊

3303年の4月上旬、未確認の船舶が連邦海軍の輸送艦隊を攻撃しているとの報告が入った。しかし、これらの船は独立パイロットの船舶を攻撃することには消極的であった。

同年6月12日、Thargoidの研究を行っていたIshmael Palin教授は、記録に残っている古い痕跡情報と比較するためパイロット達に未確認船舶の超空間移動の痕跡情報を提供するよう呼びかけた。その後、教授はこの未確認の船舶がThargoid起源であったことを確認した。連邦艦隊はこの研究結果を Pleiades Sector OI-T c3-7にあるOrcus Cragから押収したが、この艦隊は後にHIP 17044星系にてThargoidにより破壊されてた状態で発見された。[18]

同年9月15日、Federal Security Admiral(連邦保安司令官)であるAden Tanner提督が Pleiades Sector IR-W d1-55 にて別の連邦艦隊がThargoidの攻撃を受け、壊滅状態に陥ったと発表した。この艦隊には Farragut Battle Cruiserも含まれていた。提督はThargoidの攻撃の動機については不明としながらも、連邦はThargoidを敵対勢力としてみなすと宣言した。これはThargoidと人類が公式に敵対した最初の事例である。連邦のHudson大統領はTanner提督にThargoidの脅威に対抗するための全権を委任した。[19] 連邦海軍がThargoidを挑発したことで戦闘が始まったのではないかという憶測もあったが、連邦はブラックボックスの記録から挑発行動はなかったと主張し、これは多国籍のThargoid対策組織であるAegisによっても確認された。[20]

Station Attack The Oracle

ThargoidによるThe Oracleステーション襲撃事件発生後

第二次Thargoid戦争は3303年9月26日に大きな転機を迎えた。複数の独立パイロットが Non-Human Signal Source において挑発行動を行っていないにも関わらずThargoid Interceptorに攻撃されたと報告したのである。[21][22] 人類の兵器がThargoidに対して無力であったことから、AegisはThargoidを攻撃するための試験兵器、AX兵器の生産を開始した。これに対しThargoidは次々に強力な新型艦艇を投入することで対抗した。同年12月のMedusae変種の投入と同時にThargoidはPleiades星雲内のステーション「Titan's Daughter」(Taygeta星系)「The Oracle」(Pleiades Sector IR-W d1-55星系)「Liman Legacy」(HIP 16753星系)を襲撃した。[23][24][25]

Thargoid Scouts 3.1

Thargoid Scout

3304年の間、Thargoidは隔週でステーションや地上基地を攻撃し続けており、数万人の死傷者が出ている。最初はThargoidの橋頭堡であり、またUnknown ArtefactやUnknown Probesを分析して縄張りに関する情報を引き出そうとしていたAegisの研究施設が存在するPleiades星雲内のステーションのみを攻撃していた。しかし、前触れもなく攻撃範囲がCore Worldへと移動し始め、同年2月15日、 49 Arietis星系のGaiman Dockと64 Arietis星系のWeyn Dockの被災をもってThargoidは人類の心臓部であるCore World外縁部へと到達した。これに続いて敵対的な新種の Thargoid Scout が目撃され、さらにThargoidがAegisと無関係のステーションを襲撃するようになった。この危機に対応するため同年3月9日、Aegisは Eagle Eye と名付けられた新たな計画を発表した。これは6つの軍事宇宙ステーションでThargoidの通信を傍受・分析しThargoidの次の攻撃目標になっているステーションを推定するというものである。これにより、独立パイロットは攻撃目標になったステーションの防衛に専念でき、多くの攻撃を防げるとされた。

同年9月以降、第二次Thargoid戦争はCore Worldにおいて激しく継続しており、終戦のめどは全く立っていない。エンジニアRam Tahが開発した Guardian・人類のハイブリッド兵器のために人類のパイロットはThargoidから身を守ることができているが、その間にもThargoidは防衛軍を圧倒しステーションを攻撃しているのである。Thargoidが人類のPleiadesへの入植を侵略と判断し、その荒い気性からくる敵意によって戦争を継続しているのであろうという意見が広く信じられているが、Thargoidが最終的に何を目指しているのかは今なお不明なままである。

生物学[]

Thargoid-Concept-Art-Rumored

Thargoid のコンセプトアートと考えられるもの

Thargoidは昆虫型宇宙人(Insectoid)である。彼らの外観や身体的特徴についてはほとんど知られておらず、それも数世紀前の目撃者の証言に基づいた記述であり検証がなされていない状態である。彼らは炭素生物であるが、体液の溶媒は水ではなくアンモニアである。[26] 彼らは Ammonia Planet(アンモニア惑星) からやってきたという噂も存在しており、そのため生理構造が人類とは大きく違うのだとされる。アンモニアは-33℃で沸騰するため、Thargoidは人類が生息するよりはるかに低温の環境に適応しているとされる。Thargoidは高度に知的な生命体であると推測され、技術の高度さから平均的な人類より知的だとされる。[27]

過剰に発達した生存本能と攻撃的な特性がThargoidが低温の過酷な環境で進化してきた証拠であるとされる。Thargoidが生物工学に長けていることから、彼らは自身の能力を生物工学で増強することで自然的な進化過程を代替することに成功したと考えられている。[4]

The Clubによると、人間が単一のThargoid種と考えているのは、実際には2つの異なる「王朝」、すなわちOresilian王朝とKlaxian王朝がある。これらの生物学的な違いがあるかは不明である。[16]

社会性[]

Thargoid-and-Diamondback-Ships

Diamondback Scoutと対峙するThargoid船

Thargoidの文化や社会についてはほとんど情報がない。判明しているのは、彼らが巣を基準にしており、親族という概念を持たないことのみである。彼らの社会はアリのようなコロニー(群れ)に分割されていると考えられている。Oresrian王朝やKlaxian王朝(後述)もそのようなコロニーの一つなのかもしれないとも考えられている。[16]

Thargoidは生まれながらに宇宙、特に超空間に適応していると考えられている。これはThargoidの兵士が非常に多くの時間を宇宙で過ごしていると思われるからである。人類の海軍のパイロットや乗組員はThargoidの船舶が数ヶ月も継続して戦闘を行っていると報告している。

時期は不明だが、Oresrian王朝とKlaxian王朝の間で内戦が発生した。3303年までにKlaxian王朝が優位に立ち、Oresrianに銀河を横断しての撤退行動を余儀なくさせた。この撤退行動は人類宙域を横切るものであった。The Club はOresrianが人類宙域をあえて通過することで人類文明をKlaxianに対する「弾除け」にして遠くへ逃げる時間稼ごうとを企んでいることを知った。この事前察知のために、人類はThargoidとの戦闘という絶滅の可能性もあった危機を乗り越えることができたのである。[16]

政治[]

Thargoid insignia

Thargoid の記章

Thargoid の政府や政治、Oresrians と Klaxians の紛争の開戦理由については全く情報がない。

現在知られている Thargoid と他の生物の関係は極めて単純かつ明快なものだ。戦争である。Thargoid の侵略戦争は一般的に農鉱業関連の資源の確保かコロニー拡張を目的として行われているようだ。それ以外のものに興味が無いのか、侵攻された星に住んでいる生物は Thargoid に脅威であると判断されない限り無視された。

テクノロジー[]

Thargoidの技術は非常に先進的で、有機物と無機物の独特な併用に基づいている。INRA の主任研究員である Bexley Prince はThargoidのテクノロジーは人類のそれを遥かに凌駕していると主張している。それを理解できれば、人類にとって多くの可能性が開けるだろう。応用方法は無限とも言える。彼のログはINRAの基地であった Hollis Gateway で発見された。[28]

ThargoidがⅡ型宇宙文明であるかⅢ型宇宙文明であるかは不明である。
{訳者注:このⅡ型・Ⅲ型という区別方法はカルダシェフ・スケールと呼ばれ、宇宙文明の発展をエネルギー消費という尺度で規定したものである。Ⅱ型宇宙文明は自星系の恒星のエネルギーを余さず利用できる文明、Ⅲ型宇宙文明は銀河全体のエネルギーを自由に使用できる文明と規定される}
我々の天の川銀河を制圧しきれていないという点が、彼らはⅡ型宇宙文明であることを示しているという見方もできるが、Thargoidが他の銀河や並行宇宙、超空間などの特殊空間から飛来した生物である可能性が残っているため、この場合は彼らがⅢ型である可能性もある。

解読された Guardian の記録が示すように、Thargoid は Guardian-Thargoid戦争 の間に自分たちの生物工学装置を Guardian の物体を識別できるよう設計した。数百万年後の現在も、Thargoid製の装置や船舶は Guardian関連の物品に対して攻撃的に反応する。[8]

Thargoid は自分たちの船舶や建築物を Meta-AlloysThargoid ResinThargoid Biological Matter といった素材で建造する。Meta-Alloys は構造材として使用され、また液体・固体どちらの状態でも使用される Thargoid Resin の腐食性の対抗するためにも使われる。Thargoid船舶を破壊すると、周囲に気化した Thargoid Resin が雲状に撒き散らされるが、これは高い腐食性を持っている。Thargoid の構造物における Thargoid Biological Matter の使用用途は不明であるが、船内の機器同士を接続する「神経」として、電子ケーブルのような用途で用いられていると考えられている。

恒星間航行[]

Thargoid-Wormhole

ワープに使われるThargoidのワームホール

Thargoid は人類の船の超空間航行を妨害し停止させる能力を有している。これは最近まで不可能であると考えられてきた行為である。また、追跡不能なワープを行う能力や敵の動きを封じる能力も有している。しかし、先進的な超空間航行能力を持つにも関わらず、Thargoid船が Supercruise を行っていることは確認されていないため、彼らは短距離FTL(超光速航行)能力を有していないと推測される。

Thargoid船は超空間 (witch-space)へとつながる安定的なワームホールを形成することができる。これは例えば天文学的な距離を一瞬で飛び越えたり、他の船を超空間から引き出すときに使われる。Thargoid船は超空間を浮遊できるので、彼らは高次元で快適に居住できるのかもしれない。[29][30][31][4]

[]

Thargoid Interceptor は損傷した船体を修復できる Thargoid Heart などの複雑な機械/生物部品で構成されている。[32] Thargoid Scout は Thargoid Heart を持たず、通常兵器に対して脆弱であるが、Regenerator変種と呼ばれるScoutの一種は遠隔で味方のThargoid船舶を修復できる。

Thargoid船の兵装は非常に強力であり、これは破壊された連邦や帝国の軍艦や大型戦艦Capital Shipsにより証明されている。Thargoidに攻撃されたCMDRたちは強力な腐食ミサイルとThargon小型攻撃ドローン群により一気に船を破壊されたと報告した。

復元された INRA の記録から、Thargoid Mothership と呼ばれる母船が存在し、HIP 16824星系にあったCarmichael Point基地を攻撃したと信じられている。[33]

Thargoid Surface Sites(Thargoid地表構造物)[]

Thargoid-Surface-Site

Thargoid地表構造物

Thargoid Surface Sites(Thargoid地表構造物)は Thargoid が地表にて大規模な施設を構築していることを証明している。これらの目的は不明だが、複数の施設で、内部中央の空間に未知の装置が存在することが確認されている。さらに、施設に周辺や内部では Thargoidの卵(Thargoid Eggs)が確認されている。これらが何者によって産卵されるのか。そして、何が生まれてくるのかはいまだ不明である。

Thargoid Surface Site Scavenger close

Scavenger

施設では、Scavenger と呼ばれるパッシブドローンが初めて確認された。分析によると、Scavenger は Thargoid Organic Circuitry(Thirgoid有機回路) のように、有機および機械的な要素を有することが確認されている。この発見によって、Scavenger が心を持った生物であるのか。それとも Thargoid が労働力として作った単純な機械的ドローンであるのか。多くの人が疑問に思っている。[34]

Thargoid SensorThargoid Probe は、Thargoidに関する物体である。これらを Thargoid Surface Sites(Thargoid地表構造物)へ運ぶことが施設の開錠の条件だと確認され、それに伴い、これらが Thargoid 関連の物体であることが確認された。Thargoid Sensor、Thargoid Probes、そして Thargoid Link を施設の装置に挿入するとホログラムの星図が投影される。しかし、これらのその他の機能については全くの不明である。 3303年9月26日以降、これらの物体を Thargoid Interceptor が回収しているところが目撃されている

Barnacle(フジツボ)[]

Thargoidは、惑星から資源を抽出して Meta-Alloys に変換する『Barnacle(フジツボ)』と呼ばれる有機構造を持つ種子を蒔いている。これは、Thargoid船の建造技術に不可欠な要素である。Barnacle(フジツボ)が蒔かれることは、Thargoid による侵入と占領の前兆である。[35]


3303年9月26日以降、CMDR は Thargoid Surface Sites を連想させる形の、いわゆる「Barnacle森林」のものよりも大きな Barnacle群生地 {訳者注:fieldsとの表記なのでフジツボ畑が正しい?} の目撃を報告した。これらのいくつかの群生地では、すでに Scavenger が巡回していた。[36]

EliteシリーズでのThargoid[]

Evolution-of-the-Thargoids

Evolution of the Thargoids

Thargoid の初出は、1984年発売の初代Elite である。Elite Dangerous では特徴的な形状を維持しながらも、劇的に詳細に描かれている。


 メモ []

  • 当初、Thargoid が Elite Dangerous に登場することが確認されただけで、その出会いの詳細は不明だった。[37][38][39]
  • Frontier DevelopmentsのスタッフはすべてのThargoidは女性だとコメントした。[40] しかし、これはEliteDangerousでは確認されていない。
  • David Brabenは、もしThargoidとの和平が実現していれば、それは一時的な措置だとほのめかした。[41]
  • Thargoid は巨大な人工構造物を作ることができると噂されているが、これは惑星と同じ規模になる可能性があり、船のワープ能力を無効化するのに十分な大きさであることは確かである。[42]


 トリビア []

「Thargoid」という名前は、ラジオとテレビのパーソナリティーであるケニー・エベレットが演じた寸劇、『キャプテン・クレメン(Captain Kremmen)』に由来すると考えられています。[43] アニメーションの寸劇では、Thargoid は、非常に裕福な君主制社会の一員である背が高く透明な生き物として描かれています。[44] 彼らの主な収入源は、何千光年も彼方の、彼らが植民地化した惑星から得た天然資源の販売から得ていると考えられている。

ギャラリー[]

リファレンス[]

  1. http://forums.frontier.co.uk/showthread.php?p=38820#post38820
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 Guardian Codex 3 Decrypted. Thargoid Log - Unsuccessful Truce
  3. GalNet: Thargoid Revelations
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 GalNet: 3302年8月12日-連載:人類史における決定的局面(第9号)「サルゴイドと呼ばれる存在」
  5. Guardian 1/28 : Thargoid Log – Barnacle Seeding
  6. 2/28 : Thargoid Log – The War Begins
  7. Guardian Codex 3 Decrypted. Thargoid Log - Unsuccessful Truce
  8. 8.0 8.1 4/28 : Thargoid Log – The War Machine
  9. 5/28 : Thargoid Log – Victory
  10. 10.0 10.1 Galactic News: The Thargoids
  11. Canonn Research - Drew Wagar's Lore: The Thargoids
  12. The Return 2.4 Announcement - Elite Dangerous
  13. 13.0 13.1 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「EE」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  14. Data taken from Tourist Spot Beacon 0184, Lave system
  15. First Thargoid Contact - 2.2 Beacon
  16. 16.0 16.1 16.2 16.3 16.4 Elite Dangerous: Premonition
  17. Frontier Forums: GCS Sarasvati - early Thargoid lookout megaship
  18. Galactic News: The Thargoids have Returned
  19. Galactic News: Federal Capital Ship Destroyed by Thargoids
  20. Galactic News: Federation Addresses Rumours
  21. r/EliteDangerous: So I just got killed by a Thargoid
  22. Galactic News: Further Thargoid Attacks
  23. Galactic News: Starports Attacked by Thargoids
  24. YouTube: Commander Chronicles: Devastation - Elite Dangerous
  25. /r/EliteDangerous: So the Thargoids(?) Attacked a Station. Images Courtesy of CMDR Bad_Player
  26. http://www.rollingstone.com/glixel/features/elite-dangerous-creator-talks-sci-fi-politics-and-whats-next-w492781
  27. https://www.drewwagar.com/lore/elite-dangerous-lore-the-thargoids/
  28. https://www.reddit.com/r/EliteDangerous/comments/75axlh/inra_planetary_base_found_on_hermitage_4_a/
  29. https://www.sharoma.com/frontierverse/thargoids.htm
  30. /r/EliteDangerous: Elite: Dangerous: Another INRA Base Found, Linked To Hyperdrive Research
  31. https://canonn.science/lore/drewwagar-the-thargoids/
  32. Thargoid Medusa Tissue Sample
  33. Elite: Dangerous: INRA Base Attacked By Thargoids
  34. Thargoid Organic Circuitry in-game description
  35. Guardian Codex 1/28 : Thargoid Log – Barnacle Seeding
  36. https://forums.frontier.co.uk/showthread.php/355713-Alien-archeology-and-other-mysteries-Thread-10-The-Canonn?p=5952184&viewfull=1#post5952184
  37. http://forums.frontier.co.uk/showthread.php?p=160991#post160991
  38. https://www.kickstarter.com/projects/1461411552/elite-dangerous/posts/377497#comment-2014816
  39. https://forums.frontier.co.uk/showthread.php?t=77358&p=1262252&viewfull=1#post1262252
  40. https://www.kickstarter.com/projects/1461411552/elite-dangerous/comments?cursor=2332567#comment-2332566
  41. https://www.kickstarter.com/projects/1461411552/elite-dangerous/comments?cursor=1970411#comment-1970410
  42. http://forums.frontier.co.uk/showthread.php?p=85034#post85034
  43. http://en.wikipedia.org/wiki/Captain_Kremmen
  44. http://youtu.be/pyjKPbkkW9k?t=2m26s


翻訳完了
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